2006年09月04日

ジュニア年代のブラジル遠征を終えて

COJB初のジュニア年代の遠征は非常に内容の濃いものになったと思う。そして、このブログで連載式に現地での様子や子供達がサッカーは勿論、サッカー以外で何を異国に学びに行ったのか?を今回色々な形で紹介させて頂こうと思う。

それは、決してサッカーのレベルを向上させたり、体験したりするものだけではないということをジュニア年代ではまず「理解する(理解を強要してもまだ困難な部分もあるため)」というより体験しながら子供達に「少しずつ意識の中に入れていく」特に、今後将来を目指すためにサッカーそのもの以外でも大切な部分があり、それは異国に行く前の事前なる心構えや、長時間飛行機での移動、空港で、現地ではグランド内外での振る舞いなど日本では中々学ぶ機会がない題材が隠れている。

それは子供達が好きなサッカー、国で素直に吸収できるということの利点、ある意味の開放感から繰り出す油断など、子供達の性格があらゆる箇所で良くも悪くも見受けられることにも魅力がある。それらの魅力の中でこの年代から意識付けられるものが多くあり、これは今後彼らが大人になってからも必ず役に立つ内容があるから、全国でこのブログに眼を通してくれている人たちに是非伝えさせて頂きたい。

サッカーそのもの自体では改めて言うまでも無く、サンパウロのような世界レベルの下部組織レベルを見るとU−12の年代から意識付けられることをやっておかないとU−15では遅いと感じたこともあり、やはりU−12年代の育成、教育は物凄く大事。

今回の遠征には僅か4名が参加し、現地のチームに混ざりカップ争奪戦を行い、大会から選抜された選手がサンパウロFCと試合を行うというもの。その他、ブラジルサッカーの強さを探るという意味でも、文化を通じて子供達に何かを感じて貰うために、サンバ、カポエイラ、ホームステイ、ポルトガル語授業、プロ試合観戦、現地学校授業参加など僅か一週間で凝縮した内容を実施した。

これからこのブログで登場していくる子供は、日本を代表して異国の地に立ったといっても過言ではない。
「日本を代表して」というと、皆は「別にサッカー協会から選出されたわけではないだろ」と思うであろうが、そうではない。勿論、色々な条件が重なってブラジルの地を踏めた子供達だが、ある意味選ばれた子供達だと私は思っている。

この遠征参加に至るまでには、色々なドラマが各家庭でもあり、それをしっかりとクリアしている子供達であるともいえる。何故なら、ブラジルへ今回行きたかった子供は数多くいる。そして、私の範囲以外でもブラジルに憧れを抱いている子供達の人数は計り知れない。「いつかいってみたい」という夢であり目標だ。ただ、誰もが簡単に行けるものではない。本人の意思だけでは通らないものだ。勿論、金銭面、治安などを不安に思う家族もあり(当然)、経済的にはクリアしていても、前述したことと同時に本人がまだ行く勇気がなかったりする場合もある。
「ブラジルにサッカーしにいきたい」「いいよ!!行きなさい」と二つ返事で許可が下りる家族などそうそう見当たらないであろうから。

ある家族ではブラジル行きをクリアするための「条件」があり、それができなければ許可を降ろさないと徹底していたところもある。
子供達も奮闘した。父親にブラジル行きを許して貰うために緊張しながら、何度も躊躇してはやはり絶対に行きたいという意志の強さから勇気を振り絞って嘆願する姿。

私はこのような姿を聴いたり見たりして、例え4人でも絶対に連れて行ってあげたいとより強く思ったくらいいちずにブラジルを思い続けていたことと、実際に手にいれたことはジュニア年代に本当にいい勉強が始まっているなとも強く思った。

そういった意味で、ブラジルには行きたい子は大勢いる、行ける条件はあっても環境面の提供などがそれと重ならないと、ただの旅行で終わってしまう。その数々の困難から僅か4人が代表して本場の体験を日本へのメッセンジャーとしてベースを作り、仲間達に何かを伝えて欲しいという意味でも、私は彼らは日本という看板を背負いながら立派にスケジュールをこなしてきた。病気もせず、事故にも遭遇せずに。
子供達が書いた体験談も匿名で掲載させて貰うつもりだ。

僅か8〜11歳の子供がである。物凄い勇気とエネルギーだと思う。家族もいない。横には厳しいコーチだけ。私も14歳でブラジル行きを決意したが、彼らの年代で決意はできなかった。

勿論、今までもブラジルへ幼い頃にサッカーをやりにいった子供は他にも大勢いるが、それはそれとしよう。彼らの新学期の夏休み報告書はいままでになくぎっしりと詰まり、一生彼らの人生の歴史に刻まれ、忘れない思い出となるはずである。そんなエピソードを皆さんにも是非読んで頂きたい。

最近、18歳の高校生が名門アーセナルのベンゲル監督に認められ、Jリーグ経由なしでヨーロッパへという話題が大きくなっているけれど、それは大いにありだと思うね。
要はブラジルならサンパウロFCやサントス、コリンチャンスに認められたということになるのだから。
私は、是非このような機会を日本の若い選手達のために作りたいと思う。日本にも逸材が隠れているはず。
何もJに行く若者だけが優れているものではないということ。これを是非証明してみせたい。
次回は遠征記となるのでご期待を。
posted by 少年サッカー at 02:02| 神奈川 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のブログ