今日は中区エリアでのクリニックに行ってきました。2週間の夏休み期間を空けてのクリニックとなったので、子供達に会うのが非常に楽しみでもありました。
幼児クラス、低学年クラスはラグビーボールを使っての練習を主に行ない、反射神経とボールへの意識、集中力を養う形での練習を実施しました。
練習メニューはおいといて、低学年クラスではこんな事がありました。挨拶の際、ふざけた事を何度も何度も繰り返し行なった為、私も何度も何度も繰り返し行ないました。子供との我慢比べです。(苦笑)
普通なら3回もやれば子供も渋々ふざけるのをやめますが、この子は一向にその気配がなく、10回以上挨拶を繰り返し行ないました。
他の参加者の子もいるため、その子1人に時間を割くわけにはいきませんが、あえてしっかりと挨拶を行なうまで実施しました。
流してしまえばいい事ですが,この子の性格からしても決して目をつぶってはいけないと私は思っています。この子にはこの子なりの言い分があり、それに共感し、例えへ理屈であっても付き合ってあげる事も大事です。
幸い参加人数も多くないので、新身に接する事ができ、私自身勉強させられる事がほんとに多いです。
結局、子供の方が断念し、しっかりと挨拶を行なったので、練習を開始する事ができました。
練習の中でも集中力が持たず,最後の方はだらだらしていましたが、時には子供目線で意見を聞き、時にはけじめを付けさせるために厳しく、長い目で接して行きたいと思います。
中高学年の練習は挨拶の前からコーチとの白熱した1対1のバトルが行なわれました。
最初はふざけ半分でボールを取りにきている子供達もだんだんと厳しい表情となり、必死にボールを取りにくる子供もいました。
ふっ飛ばされたり、顔をひっぱたかれたりと一見あらあらしく見える場面もありましたが、わざとそういったシチュエーションに持って行きました。今日の練習はある意味オフ明けの練習です。この休みの間にどんな生活をしていたのか、サッカーに対するモチベーションを見るには最適です。
泣き出す子まではさずがにいませんでしたが、半泣きに近い子はいましたね(笑)
ふっ飛ばされても、ひっぱたかれても、倒されても、「なにくそ!!」という気持ちを出して欲しいのです。その気持ちが一番大事であり、その気持ちこそが自分の成長に繋がるはずです。
それぞれの子供達と1対1を行い、計45分ぐらいぶっ続けで行ない、子供達も私も汗が止まらず、流れ出ていましたね。
その後は子供達に今回の練習の意味、みんなは何を目指しているのかを改めて確認する場を設けました。
子供達の目標はやはり「プロサッカー選手」です。これは日本全国のサッカー少年に聞いても同じ答えが返ってくると思います。
大事なのは「その為に何をするのか?」です。日本全国のサッカー少年に同じ質問をしても「練習する」という意見が返ってくるでしょう。練習はもちろん大事です。しかし、練習はほんの一部にしか過ぎません。練習以外に大事な事は山程あり、それに気付けた子が周りの子よりも一歩も二歩も前に出れるのではないでしょうか。
全国の子供達は一生懸命練習しています。この夏休みも練習に明け暮れている子も多いでしょう。しかし、練習をたくさんしたからといってプロになれる程甘い世界ではなく、それでは例えプロサッカー選手になれたとしても、1人の人間の器としては非常に小さくなってしまうかもしれません。
現に元Jリーガーの中には引退、もしくは戦力外通告を受けた後に社会人として仕事を始めるも頭を下げる事をしらない人も多々いると聞きます。
サッカー選手の寿命は非常に短いです。ですから決断をする年齢も自然と早くなります。世界レベルでは若干14歳でプロのカテゴリーで経験を積んでいる選手もいます。
また、Uー15年代ぐらいの世界の選手と日本の選手とでは、人間的な成長が世界の子供達の方が断然早く、大人だったという事も聞いた事があります。
以前にサンパウロFCのUー13の選手達が日本に来た際にも同じような印象を受けました。バルセロナのUー13も一緒でした。
子供同士で集まり、がやがやするのではなく、歩き方や雰囲気、仕草を見ていても非常に紳士です。しっかりとクラブで教育されてきているのでしょう。
こういった事は何も世界だけの話ではありません。日本の子供達であっても真剣に目指すならば行動も変えて行かなければなりません。その為には考え方も変えなければなりません。
真剣に目指すからこそ、人間として大きく成長出来るのではないかと思います。