2018年02月15日

考える力を身に付ける

先日の新田中体育館での練習。
ジュニアユースのメンバーがテスト休み期間ということもあり、その日はスクール生を含む小学生が多く参加した。中には初参加の小学生もおり、下は小学2年生から上は現役のプロ選手までが混ざっての練習となった。

主にフンダメント(基礎技術)がメインとなったけれど、ひときは目を引く子がいた。初参加の5年生。
ヘディングでの練習のひとコマで、一人が山なりのボールを投げ、もう一人が走ってきて片足で踏み切り、一番高い打点でボールをとらえるという単純なもの。
練習に参加したほとんどのメンバーが中々タイミングが掴めなかったり、両足でジャンプしたり、空中での溜めが出来ずに脳天ヘッドで下から突き上げたり。5年生の子も最初は一緒だったが、わずか十数分で差が出た。

片足で踏み切り、空中での溜めが出来てしっかりとおでこでとらえて叩くことが出来ると、返るボールの質は明らかに違ってくる。

ジュニアユースのメンバーにおいてはこれまでにも似たような練習はしてきているはずだし、ヘディング以外の練習においても散々やってきている。しかし、身に付いていないメンバーが余りにも多すぎる。

僕なりに色々と考えてみて、ひとつの結論を出してみた。

「考えていない」

これに尽きると思う。

前述したヘディングの練習で吸収力の高さを見せてくれた5年生の子はそれなりのチームに所属しているが、その吸収力からも頷ける。

じゃあ、なぜ吸収力が高いのか?
なぜ、COJBに所属しているジュニアユース、スクール生の方が練習を通じて経験している時間が長いにも関わらず、ひとつの技術をとっても差が出てしまうのか?

例えば、ひとつの技術を身に付けるのにポイントはたくさんあるけれど、選手個々に違いがあるように、自分に一番あったポイントも違ってくる。
間違ったポイントが1000ある中に自分にあったポイントが10あるとしよう。
1回の練習で1つのことしか考えずに取り組む子と、1回の練習で10考えて試す子。考えるまでもなくどっちが早く自分にあった答えを出せるかわかると思う。
1年365日のうち、年間で333日練習して、中学3年間で約1000回の練習があったとしてやっとポイントを見つけられる。
しかし、考えることを習慣化してる子はわずか100回の練習(3ヶ月程)の期間で試行錯誤しながら、どんどん吸収していく。明らかな差だよ。

これは決してサッカーだけに限ったことではないと思う。学校の勉強だって頭の中に常に「何で?」と?マークを持っているのと、ただボケッと授業を聞いているのとでは大きな差になる。例え高い授業料を払って塾に通っても根本的な姿勢が変わらなければ学力をあげるのも大変だ(苦笑)

社会に出たときでも同じ。頭の中で色んなことを考えて、企画して、計算して、実行していく人と毎日のノルマをなんとなーくこなして生活している人とでは差が出てくるはず。

話を戻すけれど、サッカーにおいては体格差だったり、足の速さ、得意な動きや苦手な動きなどに差はあるにせよ、前述したヘディング練習のような基礎技術、ステップにおいては誰もが身に付けられる。それひとつとっても吸収出来るスピードに差が出てしまうのはやはり考えていないからではないか?と思う。

逆を言えば今からでも「考える習慣を意識する」ことで成長していくことは可能だと思う。
普段の日常生活の中から意識してみて欲しい。

平野コーチ
posted by COJB at 14:15| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

サッカーは怖いスポーツ

こう表現すると誤解を招くかもしれない。
しかし、「サッカーは格闘技」とも言われるほど本当は激しく、荒く、しっかりと心も体も鍛えていなければ一流レベルでは戦えない。
僕もCOJBで遠征をさせてもらったり、ブラジル時代に大柄の黒人と体をぶつけ合う機会があったけれど、正直ビビッた(笑)
けど、そういった環境にいると自然と慣れてきて、いつしかそれが当たり前になってくる。そして、その球際などをどうしたら有利になるのか?を考えるようになる。

話は変わって、ここ最近のインファンでの出来事。
新田中体育館での今野塾では基礎に特化し、止める、出す、見る、判断などの基本的なプレーを実践さながら、様々なバリエーションで行っている。最近では「球際」をメインに激しいプレーが要求され、まさしく今野道場と化している。

相手の体にぶち当たりに行く、それを自分の体でしっかりと受け止め、跳ね返すには覚悟が必要。この間のブログに載せた中田ヒデの動画じゃないけど、プロを目指したいのであれば必然な技術。
その練習の最中に「怖い・・・」と逃げ出した選手がいた。足元のテクニックは多少あるものの体が小柄で、どうしてもフィジカル的に劣ってしまうのはわかる。しかし、気持ちが負けてしまってはダメだ。泣こうがわめこうが、痛かろうがなんだろうが自分よりも強い相手に立ち向かう精神力はサッカー選手云々ではなく男として鍛えていって欲しい。

インファンの第一期生の中にコーチ陣に吹っ飛ばされても泣きながら立ち上がり向かってくるメンバーがいた。僕もその頃はまだまだ体が動いたのだけれど、試合中に腰を掴んできてズボンが脱げそうになるぐらい必死にしがみついてきたメンバーがいたのを思い出す。その選手は中学生でありながらも高校生との試合では相手に嫌がられるほど球際が強くなった。まぁ、掴んできた時点でサッカー的にはファールなのだけれど、それぐらい負けたくねぇ!!という強い思いの方が育成年代では大事だと思う。

冒頭にも書いたけれど、サッカーはこわいスポーツ。しかし、本当は楽しいスポーツなんだよね。僕が思うに楽しいと思えるのはまずはサッカーをプレーし始め、ある程度経験を積む頃まで。そこから「もっと上手くなりたい!」「プロを目指したい!」と思ったとこからは修行が始まる。その修行の中にはもちろん「怖い・・・」と背を向けたくなる時もあるだろう。しかし、あらゆる技術を身に付け、自分の思い通りにプレー出来るようになってくるとまた楽しいスポーツになってくるんじゃないかと思う。

平野コーチ
posted by COJB at 16:14| 神奈川 ☁| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

正早安楽

タイトルの漢字四文字。つい最近、本を読んで知った言葉のひとつ。
ビジネス用語としてはよく知られている?ようだけれど、恥ずかしながら読み方も知らなかった(笑)

正(せい) 早(そう) 安(あん) 楽(らく)

そのまま読むだけでいいらしいが、四文字熟語のようで、違う言葉。

意味は・・・

正 (もっと正確に)
早 (もっと早く)
安 (もっと安全に、もっと安く)
楽 (もっと楽に、もっと楽しく)

仕事や、業務をよりよく改善していくために、シンプル且つ効率的に問題点をあげる時などに用いる表現らしい。

この言葉を見て、そのままサッカーにも応用できるのでは?と思った。様々な問題点、抱えている課題、プレーの長所・短所は個々にあるけれど、まずは上記の四文字を僕なりのサッカーでの表現に変えて見たい。

正 (もっと正確な精度の高い技術を身につける)
早 (もっとスピード感のあるプレーを身につける)
安 (もっと安全で確実性の高いプレーを身につける)
楽 (もっと楽しく、見ている人も楽しめるサッカーをする)

解釈の仕方は人それぞれあるかもしれないけれど、僕は「正早安楽」という言葉をサッカーの面では上記のように解釈してみた。
そんな簡単に答えは出てこないけれど、メンバー個々にどうアドバイスをしたらいいか?どう導いて行けばいいのか?が今はまだぼんやりとだけれど見えてきているように感じる。

ビジネス用語なのだから社会的にはもちろんだけれど、サッカーのみならず解釈の仕方でより向上心を持って物事に取組む時にはすごく分かりやすい言葉だと感じた。
勉強面でもより効率的に取組もうと考えた時には役立つ言葉ではないかと思う。

COJBジュニアユースのメンバーもそうだけれど、世間一般の中学生はこれから定期テストが始まると思う。限られた時間の中で効率よく勉強をし、結果を出さなくてはならない。そんな時にこの「正早安楽」に当てはめて取組んでみるのも面白いと思う。

平野コーチ
posted by COJB at 19:24| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月01日

もっともっと球際の強さを!!

日本人は世界から見ると器用でテクニックが高いと見られている。
確かにサッカー以外の分野でも日本の手先の器用さや勤勉さもあり、これまでは世界をリードする商品だったり、開発をしてきていると思う。
もともと小手先の器用さの高い国民なんだろうね。

サッカーの世界ではもちろん器用にボールを扱えるにこしたことはないけれど、日本のトップクラスでさえ世界基準ではフィジカルの強さ、球際について代表監督であるハリルホヂッチがJリーグの委員会で言及した項目に入っているようだ。

レベルの差はおいといて、以前、COJBと戦ったチーム関係者からは「球際が強いですねぇ」「体の使い方が上手い!」と評価を頂いていたのだけれど、ここ最近はどこのチームも球際には目を付けて来ているのか、COJBのメンバーに戦うスピリットが薄れてきたのか、目を見張るシーンが少なくなってきてしまった。僕もどこか伝えそびれてきていることもあったんだと思うけれど、再度球際の強さ、球際でのボールコントロール、球際でのボディーバランスなどにも目を向けたいと思った動画があった。

何年も前に元ブラジル代表のロナウド選手の怪物的な強さをまとめた動画をアップした事があったけれど、「ブラジル人じゃん」と言われそうなので、今回は日本人でみつけたので是非見てもらいたい。




COJBの中にも僕が見た数少ない練習試合の中であっても力強く前に前にドリブルで持っていける選手がいるのだけれど、U13の頃から「腰が高い!」とコーチ陣に指摘されるもなかなか克服できないのか、ペナルティエリア付近では体を寄せられて、少しコントロールを失い、それでもスピードで前に行くも次のDFにシャットダウンされてしまっていた。この動画の中田選手のように重心がもっと下がった状態でのプレーが出来るようになれば、更に良い選手になれるのでは?と思う。もちろん、この選手だけでなく、COJBの選手や日本のサッカー少年全員に言えること。

いろんなタイプの選手がいるし、それぞれの個性にあった武器も大事だけれど、この動画の中でのプレーに関しては「止める」「見る」「出す」の精度が際立っている。このフンダメント(基礎)をもっともっと、これでもかっ!!というぐらい何万回も繰り返して精度を高めることで世界だ戦うことも夢じゃないんじゃないかと思う。

日本には上手くてテクニックの高い選手が本当に多いけれど、その子達がプロになるか?と言えばそうではない。足先だけのテクニックではなく、球際でも強さを発揮しながらのフンダメントに対する意識をもっともっと植え付けていきたい。

平野コーチ
posted by COJB at 18:00| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月30日

「やる気」はあるのに・・・

COJBの平野です。始めましての方も多いかと思いますが、COJBにてコーチを務めさせて頂いております。
久々のブログ更新なのでどこから書こうか迷っていますが、これから定期的にCOJBのことを中心に書いていこうと思いますので、宜しくお願いします。



先日、パチューカ所属の本田圭佑選手のツイッターでのつぶやきが話題にあがっている。
「努力が人よりも続けられる人は必ず成功する。そして努力の方法が分かっている人は大きく成長できる。
理由は簡単で、ほとんどの人が努力を続けられへんから。
そして努力を続けられへんのは、目的がないか、目的を見失っているから」
※ツイッターより引用

まさにその通り。文字で見ると決して難しいことではないのだけれど、非常に奥深いものを感じる。

どこのクラブにも多いと思うのだけれど、
「やる気はあるのか!!」
「やる気を出せ!!」
「やる気を見せろ!!」
こんな言葉がコーチ陣から飛んでいることって珍しくないと思う。COJBでも例外ではない。しかし、練習が終わってみると思いのほか気合を入れられた選手は良いプレーをしたり、少なくとも気持ちの変化が見れる事が多い。

ある企業のCMで「君のやる気スイッチはどこにある?」といったものがあったけれど、ある意味やる気にさせるのは簡単なことだと思う。自分が今していることに対して「やりたい」「やらなければならない」「とことんまでやらせる」と言った具合に最終的には半強制的に外側から追い込んでいけばいいのだから。
COJBのメンバーも特にキツイ練習は「やらなければ終わらない・・・」のを知っているから、どこかでやる気スイッチを入れて頑張る事が出来る。
しかし、やる気は長続きしない。やる気があるのはいいことなのだけれど、それを継続させるには全く違った要因が必要となる。

やる気は「外的要因」
ようは自分以外のとこからの声かけやら環境で変化するのだけれど、それを「内的要因」自分からの自発的な意識に変えなければ、成長には繋がらない。本田選手の努力という言葉にその全てが詰まっていると思う。
大事なのは「やる気」ではなく、ずばり「本気」。

「本気」とは「本当の自分の気持ち」と僕は解釈している。
「本気で取組みたい」
「本気で変わりたい」
「本気で上手くなりたい」
そう自分から思えるようになれば時間はかかるかもしれないけれど、目的を見失わない限り絶対に成長に繋がる。自分で色んな方法を試行錯誤試したり、何度失敗しても自分の気持ちが本物であれば必ず成功に繋がる。

COJBのメンバーも例外ではなく、やる気は感じる。だけど残念なことにそこで止まってしまっている。何かと自分に言い訳をして練習を休む。口ではかっこいい事を言うけれど、その気持ちが本当の気持ちであれば必ず結果は出るはずだ。自分たちの胸にもう一度手を当てて考えて見て欲しい。
まだ中学生。決して遅いことはない。1日でも早く、1人でも多くのメンバーが「やる気」ではなく、「本気」の覚悟を持って日々過ごすことに期待したい。

平野コーチ
posted by COJB at 18:39| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする