2017年10月30日

「やる気」はあるのに・・・

COJBの平野です。始めましての方も多いかと思いますが、COJBにてコーチを務めさせて頂いております。
久々のブログ更新なのでどこから書こうか迷っていますが、これから定期的にCOJBのことを中心に書いていこうと思いますので、宜しくお願いします。



先日、パチューカ所属の本田圭佑選手のツイッターでのつぶやきが話題にあがっている。
「努力が人よりも続けられる人は必ず成功する。そして努力の方法が分かっている人は大きく成長できる。
理由は簡単で、ほとんどの人が努力を続けられへんから。
そして努力を続けられへんのは、目的がないか、目的を見失っているから」
※ツイッターより引用

まさにその通り。文字で見ると決して難しいことではないのだけれど、非常に奥深いものを感じる。

どこのクラブにも多いと思うのだけれど、
「やる気はあるのか!!」
「やる気を出せ!!」
「やる気を見せろ!!」
こんな言葉がコーチ陣から飛んでいることって珍しくないと思う。COJBでも例外ではない。しかし、練習が終わってみると思いのほか気合を入れられた選手は良いプレーをしたり、少なくとも気持ちの変化が見れる事が多い。

ある企業のCMで「君のやる気スイッチはどこにある?」といったものがあったけれど、ある意味やる気にさせるのは簡単なことだと思う。自分が今していることに対して「やりたい」「やらなければならない」「とことんまでやらせる」と言った具合に最終的には半強制的に外側から追い込んでいけばいいのだから。
COJBのメンバーも特にキツイ練習は「やらなければ終わらない・・・」のを知っているから、どこかでやる気スイッチを入れて頑張る事が出来る。
しかし、やる気は長続きしない。やる気があるのはいいことなのだけれど、それを継続させるには全く違った要因が必要となる。

やる気は「外的要因」
ようは自分以外のとこからの声かけやら環境で変化するのだけれど、それを「内的要因」自分からの自発的な意識に変えなければ、成長には繋がらない。本田選手の努力という言葉にその全てが詰まっていると思う。
大事なのは「やる気」ではなく、ずばり「本気」。

「本気」とは「本当の自分の気持ち」と僕は解釈している。
「本気で取組みたい」
「本気で変わりたい」
「本気で上手くなりたい」
そう自分から思えるようになれば時間はかかるかもしれないけれど、目的を見失わない限り絶対に成長に繋がる。自分で色んな方法を試行錯誤試したり、何度失敗しても自分の気持ちが本物であれば必ず成功に繋がる。

COJBのメンバーも例外ではなく、やる気は感じる。だけど残念なことにそこで止まってしまっている。何かと自分に言い訳をして練習を休む。口ではかっこいい事を言うけれど、その気持ちが本当の気持ちであれば必ず結果は出るはずだ。自分たちの胸にもう一度手を当てて考えて見て欲しい。
まだ中学生。決して遅いことはない。1日でも早く、1人でも多くのメンバーが「やる気」ではなく、「本気」の覚悟を持って日々過ごすことに期待したい。

平野コーチ
posted by COJB at 18:39| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

意識改革からの指導へ 

幼い子供の精神を少しでも大人に変えていく作業から入る。

最近、改めてCOJBの指導ってそこからだよな?って思う。

サッカーが好きなのは大前提だけれど好きなだけでは途中で簡単に挫折できるんだなって
最近のメンバーを視ていて本当にそう思うね。

サッカーに懸ける思い。

セレクションで100名以上もさっと集まるU15クラブにはそのようなメンバーが残る。

最初からちょっと大人びている。幼い精神の子はそこに残らない。

それはサッカーにも態度にも出てしまうから。

サッカーを真剣に学びに来ているのか仲間と遊びに来ているのか区別がつき辛い光景があり、
都度、コーチ達からそのようなことで注意されてしまう。

サッカーに懸けている者は、例えTRMでも負ければ気に入らない。
だから仲間と真剣に話し合おうと試みる。

己の力不足を痛感し、隠れても努力し、次は自分の力で試合を勝たせようと努力する。

真剣だから、真剣にやっていない奴を見ると無性に腹が立つ。

自分がチームをどうしたら強く、負けないチームになるのか?

自分がどうしたらもっとレベルアップするのか?を常に優先にして考えるから

へらへらしている時間はまずない。

中学1年生になり、U15のクラブへ入る。

名のあるチームに合格し入る者がいる。

COJBに来るメンバーの大半はそのようなクラブから不合格になってしまったメンバーが集まる。

だから1年生の時は試合しても最初から差がついているから勝てない。

巧い者が集まれば当たり前の結果になる。ボールが蹴れる、止まる、一人で突破できる、
身体能力がある、体格がある。

しかし、3年になった時、その差が縮まっていて、逆転すること、また、させること、

やがて、高校年代で逆転すること。

これでいい。

しかし、今の幼い取り組みでは、3年の集大成になった時、大差になるのは目に見えている。

だから精神面を改善させていかないと、取り組みは変わらない。

取り組みが変わらないのにサッカーが変わるはずかない。

いつまでも子供のサッカーを続けることになる。

当然、チームで勝てるはずかない。

負けるのは嫌いだ。負けて次への教訓にしないのもあり得ない。

クラブチームに入った以上、まずサッカーに懸けるのが普通で、学生だからしっかり勉強もするのは
当たり前。それができなくなったから辞めるなんていう者はあまにも自分勝手極まりない。

まず、意識のある程度しっかりした者が集まるクラブではそのような問題は起こらない。

しかし、うちはある。

そんなことをしているようではだめ。

まず意識から改革していかないと、何度ボールを蹴っても成果は出ない。

個々の意識が変われば、当然、上達も早くなる。

高円宮敗戦後、いつも反省するが行き着くところはそこだ。

理由を探してクラブを辞めようとする前に、まず、やり切ること。

それを約束して入っている。

意識を変えて行かないと負の連鎖は続く。

やらないとね。


posted by COJB at 02:29| 神奈川 ☔| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

ブラジル遠征 10日目



31日(10日目)

am 8:00 朝食
am 9:30 散策(スラム地域訪問)
pm 1:00 昼食
pm 4:30 試合 対 ADグゥアルーリョスU13


この日の注目プログラムはスラム街散策。

危険、何かあったら・・・と日本の感覚からすればそう。

最初、ホテルからより近いスラム地域をバスから見学したが、
どれも自治体が改善してきている地域であり、あまりメンバーに伝わりにくいと思い
バスの運転手に提案したところ、丁度、運転手が、スラムに近い地域に住んでいて、
知り合いも多く、まさに『スラム街』という場所を知っているということで、30分ぐらい
バスで行った地域に案内してもらった。


近くに着くと、まさに、日本でブラジルのスラム街が映像にて紹介されているイメージ
のスラム街、巨大スラム街、リオにあるものの小さくしたバージョンが目に入って来た。

バスで回っているだけではサファリパークと変わらないので、バスから降りて
メンバーにこれもしっかりと自分の目で体験させたかった。


あまり、長い間ブラジルに住んでいて、スラム街の人達とサッカーをしたことはあったし、
しばらく、近年ではでは貧しい施設には訪問しても、
まじまじとスラム街に潜入したことがなかったので改めて凄いと感じる。

流れの悪い、ヘドロが溜まった川から異臭がする。

その川沿いに不造作に家や飲食店など商店がならぶ。

蟻が住みかとして山を作り、蟻御殿を造るかのように、やはりスラム街も整備されない
山に次々と住みかを造って暮らしている。

運転手はこのスラム街に知り合いが多く、歩く度に話しかけられていた。

運転手に聞いた。

「ここに住んでいる住民は最初どのように電気や水道を引いているの?」

(運)「自治体が負担したり、中には電力を違法に引っ張って電力や水道を開通
させているんだ」と。

自分達が生きて、暮らしている世界が普通、もしくは普通以上のものだと
するならば、世の中にはそうでない人達もいるということをしっかりと目で確かめて
何かを感じ取って貰いたいと思ったし、自分達が使い古して本来ゴミ箱行きなものを
世の中には必要としていて、喜んでくれる人達がいるということ

また、それを簡単に手に入れられる自分達とそうでない人達がいるということを
この多感な中学生期に感じて貰いたいと思ったから
わざわざここに拘って、バスで時間を掛けて訪ねた。

冗談交じりに、運転手の知り合いが沢山いるならば、一日ぐらいここに
交流として、ホームステイもありではないかな?と私は言った。
また次回はここにも直接、物品を持って来て、交流したいと思った。

関係者が話していた。

ブラジルでは、表向きは社会貢献、貧しい人達を救うとして、色々な物資を集めて
配布しているとしているように見えるが、それを売買に利用したり、己の利益を
目論んでいる人間もいると。
偽善めいた行為も横行しているという。

ここに住んでいる人達は物質的にはもしかすると幸せではないのかもしれない。
しかし、本来、人が失ってはいけない明るさ、日々を必死に生きる力強さを
感じる機会にはなるかもしれない。

いかにして自分達が恵まれた国、環境で生活しているか?を振り返る機会になるのてはないか?

今、与えられている生活は感謝しつつ、このような環境に触れ、振り返ることは
いくらでもあるという気がする。
ふぁべーら1.jpg


(最終試合)

対ADグゥアルーリョス。
25×3本(17時キックオフ)

正直、遠征試合唯一勝てそうな試合であったが、
この試合も勝つことが出来なかった。お馴染みの立ち上がり5分以内の失点。
この失点は最後尾の助っ人ブラジル人が余計に持って奪われたものだから
事故として処理するけど散々助けて貰っていたから責めれない。

相手はU13主体でレベルも6試合のレベルと比較するとかなり落ちる。
いくらかパスは回せるが相手ゴールを脅かすには遠い。
もちろん年下だから相手エリアでプレーする回数は増えたがしっかり
シュートらしいシュートで終わることはない。
力強さというところに焦点を置くならば物足りなすぎる。
個として力強さがあるチームはゴールする可能性は高く勝利率も高くなる。
1点奪うことに労力を費やすチームはよほど守備力を強化しないと勝つ可能性は低い。

これで試合すべてが終了した。

それにしても勝てないね。毎年・・・。

プロ下部でなければ、1つぐらい勝てるのか?

大量失点にならなかったのは助っ人GKにかなり活躍してもらったということは間違いではない。


ブラジル人相手とは言え、1つも勝てないという現実に対してどれぐらいの悔しさがあるか?は
やはり先に目標が明確にある者とそうでない者との差は歴然だろう。
posted by COJB at 11:40| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

遠征9日目

30日(9日目)

am 8:00 朝食
am 8:30 ミーティング
am11:00 散策(東洋人街/日本市場)
pm 1:00 昼食 シュハースコ(肉料理)
pm 3:30 サンパウロリーグU20「ジュベントス×コリンチャンス」観戦

シュハースコ.jpg


U20このクラスはほとんどがプロ契約をしているが、カテゴリーはプロの一つ下のクラス。
1月のU20の全国大会ではコリンチャンスが120プロ下部クラブ、全国大会のチャンピオンで、
ジュベントスは同大会のベスト4。

サンパウロ州U20、1部リーグは4ブロックに分かれ全48クラブで争うレベルの高いリーグ。
このブロックの暫定首位はパウメイラス、その次にコリンチャンスがつけている。
ちなみにジュベントスは8位。全国大会で活躍したメンバーの多くは、プロに昇格し、選手は
既に入れ替わっている。

コリンチャンスの注目選手は背番号10番の日系選手、ファブリシオ、U20のブラジル代表だ。

ジュベントスのホームスタジアムは色々なカテゴリーが使用しているので、ピッチ状態は
決して良いとは言えない。相変わらず。

そのピッチ状態でも、しっかりとプレーするのがブラジル人選手の長所でもあるだろう。

U14のメンバーには、この試合を観て、色々なことを吸収して自分のものにして欲しいと思う。

選手のボールをインパクトする時の音。

ファーストコントロールのボールを置く位置。

コンタクトプレーの強さ。

キックの精度。

身体の使い方の巧さ。

ポジションの取り方 等。

前日のU17の試合、U20の試合、そしてプロの試合。生憎、U15のリーグの観戦はできなかったが、

日本では中々観ることのできない参考シーンは沢山あったことと思う。

昨年観戦したサントスU20とナショナウU20のリーグ戦よりも見応えがあった。
コリン×ジュペ.jpg

posted by COJB at 17:24| 神奈川 ☀| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

遠征8日目

29日(8日目)

am 6:30 朝食
am 7:00 試合出発
am 9:00 対 バルセロナU15
am11:00 サンパウロ州リーグU17観戦「ジュベントス×ジョゼボニファーシオ」
pm 5:30 全国選手権(プロ)観戦「パウメイラス×アヴァイー」

対 バルセロナU15(25×3本)
0-2(失点/4,13)
0-0
0-3(失点/8,14,20分)

またもや開始4分に失点。毎年感じるが、日本でもあるように、立ち上がりの悪さは
こっちに来ると余計露呈する。

バス移動して、到着してアップし間もなく試合になるため、
日本の時のようにみっちりとアップする時間はない。
ブラジル時間のペースで試合を始める。
これは敢えて、日本の時のようにきっちりと同じようなペースで準備をすることを
要求していない。

郷に入っては郷に従い、日本から来るメンバーが敢えてそのような状況でもしっかりと
心の準備をして試合に臨むということを学んで欲しいからだ。

オンとオフの切り替えが遅いということは毎年、どのメンバーが来ても指摘していること。

ブラジル人はこの切り替えが早い。

先ほどまでへらへらと思ったら、試合モードに突如入り、我々を圧倒する。

これもサッカーが生活に直結しているからであろう。

変な例えになるが、付き合いでへらへら飲んでいた社会人が、翌日の仕事になると
ガラッと気持ちを切り替えて仕事をする、何故なら生活があるから。

生活が直結すると、いつまでも普通はへらへらしていられないと思う。
どこかでピリッとするものだ。でなければ、己の席はなくなる。

どこで切り替えるのか?を若いこれからのメンバーには学んで貰いたい。

試合の話に戻すと、6試合目になるが、U15相手になると、体格が違い、中々対応しきれない
部分がある。ただ、スペースを埋めて、数的有利の状況を作り、ボールを奪いに行くと
やはりボールを奪えている。ただ、ここで問題なのは奪ったあと、
焦ってまた相手にパスしてしまうからまた攻撃されてしまう。

この辺は、また色々な課題がある。

毎年これもそうだが、ブラジル人選手と日本人選手の違いの中で、試合中、
喋っているか否か。一瞬しかないチャンスの中で、ボールを要求しない、黙ってプレー
している時は、ボールを持った者が出しどころを失いパスミスに繋がる。

喋らないなら、喋れるようにゲームを通じながらそれを習慣にする。
サッカーを知らないなら勉強させるし、どこで声を出し要求するのか?もゲームの中で伝える。
お互いどうしたいのか?


何が声を出すことで、何が要求することなのか?

判らないならその訓練をとことん徹底する。

黙る=自信がない

これも考えられる。自信がないなら自信をつける。自信がないなら人一倍練習して
自信をつけていくしかない。

この度のメンバーも技術的ミスはもちろん多いが、そのミスはコミュニケーション不足から
重なっているように思う。

このことは毎年ブラジルで思うこと。

このようなイージーなミスをすれば、日本では助かるものの、ブラジルでは
直ぐに失点に繋がる。

試合前、ハーフタイム、試合後はメンバー同士で話をしているシーンは窺うが、
肝心なのはボールが動いている試合中の会話。

これが苦手。お互いミスをしても、責任の所在が判らないまま、うやむやにして
次に行っていて、また同じミスをしている。

表面的にはミスのなすりあいはしていないが、心では『俺のミスではない、彼奴が悪い』
と思うシーンも多々あるだろう。

サッカーはその持ち場持ち場で、各々がしっかり仕事を果たさなくてはならない。

誰がかサボればそこから歪がかかる。

持ち帰って欲しいものは沢山あるが、これもその一つ。


(サンパウロ州リーグU17観戦)

時間の関係上、後半40分しか観れなかったが、後半だけでもメンバーに見せたかったので
試合後移動。ジュベントスのホームグランドにて。

日本の高校の試合を拝見してこの試合を観ると一言でます強さが違う。
このままの状態で、日本の高校生と試合をさせてみたい。
また、J3や大学のチームとの試合も観たくなる。

この年代なのでよく走る。走る中で、まだミスは目立つものの、技術の質は高い。

球際も日本の高校生の試合とは全く違う。

こっちのU17の選手はさらに生活に直結している。日本の高校生の試合は親の観戦が
多いが、ブラジルのこの年代の観戦は親はどこかで観ているのだろうが、
クラブのファン、辛口ファンが多いため、緩い試合ができない。

この年代でも軽率なプレーする度に容赦ない怒号が飛ぶ。
だから選手達は緊張感がある中で、緩慢なプレーなど出来ない。

日本のレベルは向上しているとはいえ、まだまだこの試合を拝見しても、日本は物足りない。

これらの環境が変われば、日本はもっと海外にアピールできる選手が育つのだろうね。

来るたびにそう思う。
posted by COJB at 01:55| 神奈川 ☔| ジュニアユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする